レプリカ銃を使うことで
誰でも参加できる古式砲術体験会!
このたびメイドモードでは、定期的に行う古式砲術の体験会を新たに立ち上げます。
道具として火縄銃を使用する古式砲術は、高額な火縄銃を各自で用意しなければならない(本人名義で登録された銃しか使えない)ことや、扱いが非常に難しい火薬を使用する点など、古武術の中でもやるためのハードルが極めて高いという問題があります。
そこで実銃を使わず、レプリカ銃で古式砲術の形だけを体験する会にすることで、誰でも参加できるようになります。
体験する古式砲術の流派は「稻富流砲術(いなとみりゅうほうじゅつ)」です。
戦国時代、砲術家として天下に知られた稲富祐直(いなとみすけなお)を開祖とする流派で、遠距離射撃の命中精度を上げる技術が特徴です。
砲術の中でも成立した年代が早く、ほかの流派にも同じ形が残っているなど、砲術全体に大きな影響を与えていることがわかります。
そしてこれが重要なのですが、形が絵付きで説明されている伝書が残っているのです。
伝書は大抵、文字のみで説明が書かれているものなので、文字から形を考察する必要がありますが、絵があるのでその通りやれば良いのです。

しかも、入手はもちろんのこと、中身を目にするだけでも普通は難しい伝書が、ネットにデジタルアーカイブとして無料公開されています。
これを参照しながら、実際に形をやってみることで、稻富流砲術の理解を深めるのが体験会の目的です。
すべてはゼロからのスタートです。伝書に書かれたくずし文字を、AI解析アプリの力を借りつつ判読し、形をひとつずつ実現させていきます。
銃砲史研究としても価値があると考えており、ゆくゆくは体験会のメンバーで形の披露イベントを行ったり、さらに研究が進めば日本銃砲史学会で発表する機会も来るかもしれません。
まずはみんなでああでもない、こうでもないと考えながら、戦国時代の砲術の形をひとつひとつ再現していきたいと思っています。
剣術などの古武術と違って、銃を構えるだけの砲術は、怪我をする心配がほぼありません。
レプリカ銃は重さが実銃の半分以下、2リットルのペットボトル程度なので、構えるのもさほど難しくはありません。
メイドモードでレプリカ銃を用意したので、手ぶらで来ていただいて大丈夫です。
もちろん、マイ火縄銃(レプリカ)を手に入れたい方、すでにお持ちの方は、ぜひ持ってきてお使いください。
壁に飾るくらいしか使い道がなかったレプリカ銃に、由緒正しい古式砲術の道具として使われる栄誉を与えましょう。
とりわけ古文書を読むことを趣味にされている方には、ぜひとも参加していただきたいです。
いかんせんAI解析アプリでの判読には限界があり、上にある伝書のくずし文字が読めるという方は、体験会のエース、即戦力、先生として大いに頼らせていただきます。
活動拠点はメイドモード店内です。
ステージ上にマットを敷き詰め、みんなで順番に形をやってみる感じです。
参加は無料で、定期的に行う予定の体験会にも毎回必ず参加する必要はなく、武術としてやるわけではないので師・弟子のような関係もありません。みんなで力を合わせて、ひとつひとつ形を再現していく会です。
基本の形だけでも32種類もあるため、全部やるとなるとなかなか大変ですが、逆にいえば誰もやっていないことでもあり、全部マスターすればそれはもう免許皆伝と同等。SNSでもネタにできます。#稻富流砲術 #免許皆伝 的な感じで。
体験会の後は、そのままメイドモードで飲み食いしていただければ、店的にも大助かり(むしろ客寄せが狙い)です。
メイドモードのメイドさんの中にも、すでに挑戦し始めた方がいるので、メイド服で砲術を行う姿を見るだけでも価値があるかもしれません。
まずは幅広く参加者を募集します。
お気軽にお越しください。