『機動戦士ガンダム』の社会現象的なヒットを受けた1980年代のTVアニメは、それまでの低年齢層向けのテレビまんが一辺倒から、高学年向けのアニメ需要が伸びていく過渡期の時代でした。
その主題歌であるアニメソングも、ささきいさお、水木一郎、子門真人というアニメソング御三家から離れ、まったく新たなシンガーを連れてきて歌わせる試みが流行りました。
1983年の『装甲騎兵ボトムズ』OP主題歌「炎のさだめ」を歌ったTETSUが織田哲郎氏であることはあまりにも有名です。
同じく1983年の『機甲創世記モスピーダ』OP主題歌「失われた伝説(ゆめ)を求めて」はアンディ(ちなみに作詞・売野雅勇/作曲・タケカワユキヒデ/編曲・久石譲と、楽曲チームも超豪華!)
こちらも1983年の『サイコアーマー ゴーバリアン』OP主題歌「孤独の旅路」は、伝説のバンド「LAZY」解散後に、後にランティス社長となる井上俊次氏と田中宏幸氏が結成したネバーランドが担当しました。
そしてもうひとつ。1983年のアニメソングで最大のインパクトを放ったのが、『亜空大作戦スラングル』OP主題歌「亜空大作戦のテーマ」です。
イントロからして濃厚で、ハンドスラップ(拍手)も印象的ですが、この曲はなんといっても
ゴリラ連呼!
アニメを観ていなければ、なぜゴリラなのかさっぱりわからない、わかっていてもゴリラ連呼は強烈すぎるこの怪曲。
それを歌ったのが、アニメソングでは初めて見る名前の
片桐圭一さん
でした。
インターネットなどない時代、片桐圭一さんがどこの誰なのかもわからず、ただ力強くてかっこいい歌い方をする人だなという印象でした。
さらに、スラングル後期OP主題歌「FIGHTING ON」も同じ声の人が歌ったのですが、なぜか名前は
はせ もとひろ
に変わっていました。
ついでに、当時この曲が大好きすぎてシングルレコードを買ったところ、なんとレコードでは「あ~く~に~い~ど~んだ~」と、テレビのオープニングでは聴いたことがないバージョンになっており、大層驚きました。
その真相などわかるはずもなく、好きな曲として繰り返し聴いていました。
ところが同じ1983年、『プラレス3四郎』OP主題歌「夢操作P.M.P.1」と、ED主題歌「クラフト・ラブ」の歌手として、またもや片桐圭一さんがクレジットされたのです!
相変わらずOPは熱く、EDは初めて聴くバラードで、どちらも素晴らしかった!
しかし、それを最後にアニメソングで片桐圭一さんの名前を見ることはなくなりました。
この時代、ひとつの番組主題歌だけ歌って去っていく歌手はたくさんいました。
片桐さんも、そんな流れの中で歌ってくださった方なのかなと思っていました。
時は流れ、ネットがTVに替わる勢いで普及した近年。
「亜空大作戦のテーマ」がゴリラ連呼のインパクトから、ネタ曲としてネットで話題になりました。
昔のロボットアニメがゲームに登場し、脚光を浴びて当時の歌手がライブに出演することも多くなりました。
しかし『亜空大作戦スラングル』がゲームで扱われることはなく、片桐さんがアニソンライブに出演することもありませんでした。
そんな中、2010年に秋葉原で行われたブルース・リー「死亡の塔」オフ会に、日本版主題歌「アローン・イン・ザ・ナイト」を歌った歌手として片桐圭一さんが出演! しかもアニメソングも歌うということで、これに参加。
初めて生歌で「亜空大作戦のテーマ」「夢操作P.M.P.1」「クラフト・ラブ」さらに「FIGHTING ON」を聴くことができました。
人生最良のライブのひとつとなりました。
この感動をもう一度味わいたいと思い、色々と動いた結果、自分で主催したほうが確実という結論になり、メイドモードで片桐圭一さんのライブを実現させたいと思いました。
そうして片桐さんに連絡を取ってみたところ、事情によりライブは難しいと。
ならば生配信でトークだけでもと思いましたが、それも難しいと。
そのため今回は、インタビューを収録した音声を流す形で生配信を行います。
気になることはすべて聞きました。
どんな流れでアニメソングを歌うことになったのか。
はせ もとひろ名義を使った理由は?
1983年のみでアニメソングから離れた理由は?
すべてに答えていただいた上、幻のOP主題歌歌唱があったことなど、初めて知る秘話が続出!
片桐圭一さんに関して、どこよりも詳しく紹介した配信になるでしょう。
https://twitcasting.tv/c:ekoda_mademode
メイドモード ツイキャス配信
亜空大作戦スラングルやプラレス3四郎の伝説の歌手
片桐圭一さん登場!
開催日/2023年10月7日(土)
時間/開場 12:40 開演13:00~(14:00まで。本番60分)
場所/江古田メイド喫茶「made mode」(西武池袋線「江古田」駅北口より徒歩2分)
〒176-0004 東京都練馬区小竹町1-55-7 日神パレス江古田111号室
電話 03-6905-8071
チケット料金/1,000円(税込)+ドリンク代1,000円(税込)
来場者には抽選で片桐圭一さんサイン色紙をプレゼント!
チケット販売/イベント当日の入店時に「made mode」店頭にて代金徴収。事前にメール(mademode.es@gmail.com)で参加申込をしていただき、参加者には入店時の整理番号を発行。当日は番号順に入店となります。お好きな席にお座りください。
【参加申込方法】
メイドモードのイベント参加申込アドレス「mademode.es@gmail.com」宛てに「片桐圭一」の件名で、お名前、ハンドルネーム(ある場合)、住所、メールアドレスを書いてご応募ください。
参加募集人数は30名です。2023年9月15日(金)20:00より受付を開始します。受付は先着順となります。
配信終了後は、そのままスラングルオフ会になだれ込む予定です。
スラングルやプラレス3四郎ほか、80年代アニメを熱く語りたい方、ぜひご参加ください。
この件に関するお問い合わせはすべてメイドモード(mademode.es@gmail.com)宛てにお願いします。